2014年04月09日

『雨に唄えば』

川本真琴
★★★★☆
■『gobbledygook』16曲目
■ファン人気◇◇◇ ■ライブ頻度◆◆◇


ユーモアあふれる楽しい曲。

タイトルどおり,雨の中,足どりかるく,口ずさんでいるような唄だ。


雨は,いろいろな面倒なものを洗い流してくれる。
あるいは,「スプリンクラー」や「ピンクシャワー」が表現しているのかもしれない,主人公のサッパリとした気分そのものが
面倒なことから解き放ってくれるのかもしれない。

「君と雨に唄えば ポケットはからっぽ」


それは,
これから行こうとしていた「バイト」や
「指切り」のような日常的で個人の問題から
「核シェルター」や
「どんな国」「どんな人」「どんな事件」といった
足元から離れた遠くに感じられる問題まで
いったん流し去ってくれる雨。


「青の点滅 交差点」や「モシャな髪切りに行こう」
で気分が転換し,
「水玉のタップダンス」「ピンクシャワー」
といったハッピーなイメージへとつながっていく。


後半で,
舞台は,雨が当たらない「地下食品売場」にいったん移動するが,
これは,舞台を現実に戻すという演出だろうか?
髪を切ってサッパリした主人公が,自分が大好きなものを楽しげに買い占めている姿が目に浮かび,
「主婦と目が合う」というシーンは,コメディのような反面,
主人公の高揚した気分を際立たせる。


ユニークさが印象的な曲だが,
川本真琴流に,元気付けてくれる曲なのかもしれない。
posted by 鹿鱈 睦馬 at 00:34| Comment(1) | TrackBack(0) | 評論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月30日

まとめ買い

川本真琴のtwitterが最近急に活況を呈しており,
いやがおうにも情報が入ってきます。

なに!新譜!?
なに!ライブ!?

ライブは行きたいなと思っていたのですが,都合がうまくつきませんでした。

そこですぐに新譜『願いがかわるまでに』をAmazonで予約し,
先日届きました。

新譜に関しては,またゆっくり書きたいと思いますが,
その後Amazonの「あなたへのおすすめ」で
川本真琴関連作品で知らなかったものがわんさか掲載されていて,
「なんだあこりゃあ!」と大変たまげた次第です。

なに!「KING SIZE BEDROOM TOUR」がブルーレイ化!?
なに!幽霊と一緒に唄ったの!?
なに・・・えほん・・・!?

もうクラクラしてよくわかりません。
世間的には川本真琴がまたきているだろうか。。。

とにかくこれらを購入(=金欠)し,今日届きました。


もう誰に向かって書いているかわからないのですが,
またぼちぼち書いていこう!








posted by 鹿鱈 睦馬 at 00:06| Comment(1) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月20日

『TOKYO EXPLOSION JP』

川本真琴
★★★★☆
■『gobbledygook』14曲目
■ファン人気◇◇◇ ■ライブ頻度◆◆◇


レトロなアクション・サスペンス映画を観ているかのような気分にさせられる。
無数のサーチライトから逃れるようなリズムとテンポが楽しい。

「迷子になったパレード」,「錆びた遊園地」,「合成の月」など
架空の世界=NIGHTMAREを駆け抜けているのかと思いきや,
そこは,脱走すべきインチキな現実の世界なのかもしれない。

川本真琴は,そんなスリリングな逃避行劇をまるで喜劇のように陽気に演じてみせる。

行き着く果てのクライマックス=EXPLOSIONで「滑走路みたいな首都高」を見下ろすとき,
リアルとSHADOWは交錯し,世界は反転する。
「今は飛べそうな落下しそうな気分 ビピデバピデ!」


(川本真琴の詞の中に登場する「首都高」は,常に現実のほつれや裂け目を想起させるモチーフだ。
『LOVE&LUNA』の「首都高」は,カフェテリアで知り合ったカップルが墜ちていく地点だし,
『キャラメル』では,不気味な静けさが漂う深夜のファミレスから見える「メタリックな臓器」だった。)


「未来は ぼくらのこと 何て呼ぶんだろう」
情熱的な衝動の傍らにいつもついてまわる川本真琴のこのような俯瞰。
余裕ともとれるし,醒めた不安ともとれる。
いずれにせよ,そこには成熟を拒むような若さがあった。
posted by 鹿鱈 睦馬 at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 評論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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